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Grand Seiko SLGH017

  • 執筆者の写真: TAKE
    TAKE
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

夜の帳に沈む白樺。「黒」の魔力。


時計好きなら、一度は「白樺(SLGH005)」の

あの真っ白なダイヤルに目を奪われたことがあるんじゃないでしょうか。 筆者もその一人でした。

あのパキッとした清潔感、まさに日本の美学ですよね。

でも白樺は自分の中では品がありすぎ、手が伸ばしにくいモデルでもありました。

読者様の中にも同様の感情を持たれてる方、いらっしゃるのでは無いでしょうか?

そんな筆者も、この「黒い白樺」ことSLGH017に出会った事で、

一気に白樺との距離感が縮まりました。

今日は筆者がこの「黒い白樺」のどこに魅せられたのかを記事にしたいと思います。


🔳「白」が光なら、この「黒」は「影」

このモデルがイメージしているのは、夜の帳(とばり)に包まれた平庭高原の白樺林。

普通の白樺が光を跳ね返して輝くのに対して、

このSLGH017は、光をじわっと吸い込むような不思議な質感なんです。

黒と言っても、ただの真っ黒じゃない。

幾重にも重なる木肌の凹凸が、影の中に深いグラデーションを作っていて、

角度を変えるたびに漆黒から濃いグレーへと表情を変える。

気がつくと、ついつい見入っちゃってる自分がいます。


🔳あえて「色」を捨てた、モノトーンの潔さ

オリジナルの白樺にある、あの綺麗なブルーの秒針。

あれはあれで「華」があって素敵です。

でも、このモデルはその華やかささえもバサッと削ぎ落としています。

針もインデックスも、徹底してモノトーン。

アクセントカラーに頼らないことで、時計が持つ「鉄」の冷たさと、

白樺パターンの力強さがよりダイレクトに伝わってくるんです。

このストイックな無彩色へのこだわりが、筆者にはたまらなく心地よく感じました。


🔳腕に吸い付く、驚きの「11.7mm」

この時計、見た目の美しさだけじゃなく、着け心地がちょっと別格です。

ケースの厚みは、驚きの11.7mm。

「エボリューション9」独自の低重心設計と、軽いブライトチタンのおかげで、

腕の上で時計が踊る感覚がまったくない。

まさに「肌に吸い付くような装着感」。

このストレスのなさが、深い黒の世界へ没入させてくれるのかもしれません。


🔳裏側に宿る、次世代の鼓動

シースルーバックから覗くのは、グランドセイコーの叡智がつまった

「キャリバー9SA5」。 毎時36,000振動というハイビートなのに、

約80時間も動いてくれるというモンスター級のスペックです。

でも筆者が本当に惹かれるのは、スペック以上にその「眺め」。

ブリッジの曲線美や、ハイビートならではの滑らかな運針を眺めていると、

ダイヤルの静寂がより深いものに感じられます。


🔳理屈を超えた「直感」の一本

スペックを語ればキリがありませんが、

結局のところ、この時計に惹かれた理由は「直感」でしかありません。

かつて白を求めていたはずの筆者が、なぜこの「黒」にここまで惹かれたのか。

その答えは、言葉にするよりも、このモノトーンのダイヤルに

吸い込まれるような感覚そのものにあるのかもしれません。

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