Cartier Chronoscaph
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- 4 日前
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カルティエ・ロードスター復活を見て思ったこと(後編)

前回の「パシャ シータイマー」で、今のカルティエにちょっと足りない
「尖った冒険心」について好き勝手語らせてもらいました。
実はもう一本、どうしても語っておきたいモデルがあります。
それが、2000年代のカルティエにおける「ストリート・ラグジュアリー」の金字塔、クロノスカフ。
1. 「クロノスカフ」という、若き日の野望
2000年代初頭の時計界を語るなら、このクロノスカフは絶対に外せない。
当時、マスト21から派生して登場したこのモデルは、
いい意味で「最も型破りで、最も野心的」な実験作だったと思う。
当時のカルティエは、今のような「雲の上のメゾン」というイメージが強かったですが、
もっとカジュアルに「ラグジュアリーな日常」を提案しようとしていました。その象徴がこれ。
文字盤からリューズまでカルティエのアイコンを詰め込みつつ、
どこかストリートの匂いを漂わせるあの感じ……あれこそが当時のとても魅力的でした。
特に、文字盤を覆い尽くす「2C」のモチーフは圧巻でした。
単なるプリントじゃなくて、凹凸のある立体的な加工がもう最高にクール。
ベゼルには伝統のローマンインデックスを刻みつつ、ステンレスとラバーを贅沢にミックスした
あのデザインは、当時の時計界でもかなり異端だったはず。
あの独特のブレスレットの装着感も忘れられない。高級時計=繊細、という常識を破壊して、
「日常でガシガシ使い倒せるカルティエ」という新しい扉を開けてくれたのが、このクロノスカフだった。
今のモデルと違って、クロノグラフとしての操作感や視認性にも一切妥協がなくて、
「遊び」を徹底的に楽しんでいたあの頃のカルティエ。
腕に巻いた時の「背伸びするワクワク感」や「どこへでも行ける全能感」……
今思い出しても、本当に格好いい時計だったと思う。
2. 中古市場のリアルなところ
生産終了から時間が経った今、中古市場では8万円〜20万円前後という、
カルティエとしては驚くほど手が届きやすい価格で取引されている。
ただ、ネックなのはやっぱりラバーパーツの経年劣化。
ひび割れや硬化が起きやすいから、状態の良い個体を見つけるのは
シータイマー以上に難しいかもしれないですね。
だからこそ「今のクオリティで、あのワクワク感をそのまま復刻してくれたら……」なんて、
つい夢想してしまう訳です。
3. もし復刻するなら……筆者の妄想プラン
今のカルティエがもしクロノスカフを現代にリブートするなら、以下の感じがいいなと思ってます。
現代の「スポーツ・エントリー機」として:
今の高級路線はそのままに、当時の遊び心を詰め込んだ「カルティエ入門機」として復活させてほしい。
今の若い世代が、背伸びして最初に選べる一本。
そんな「若き熱狂」の受け皿こそ、今のカルティエに必要じゃないかなとも思ってしまいます。
デザインのブラッシュアップ:
あの象徴的な「2C」文字盤を、今の技術でより精緻に。
ケースには軽量なグレード5チタンなんかを使って、より軽快に遊んでみるのもアリかも。
思い切った42mm化:
かつてのコンパクトさも良かったけど、今のトレンドなら42mmにサイズアップ。
当時のデザインが持つ「迫力」を、現代のラグスポとして再構築してくれると、
当日は違ったモデルに仕上がる気がしますね。
ロードスターを復刻させた今、筆者は密かに期待している。
今のカルティエの圧倒的なクオリティに、あの頃の「野望」をもう一度掛け合わせてくれないかって。
僕らが本当に求めているのは、完璧に整った優等生的なラインナップだけじゃない。
「カルティエがそんなことやるの?」って驚かされて、
またショーケースの前で足が止まってしまうような、そんな「無茶な遊び」だ。
もしクロノスカフが、今の技術と当時の熱量で帰ってきたら……
筆者は迷わずブティックに走る。皆さんは、どう思いますか?



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