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RAYMOND WEIL Maestro

執筆者の写真: TAKETAKE

2227-STC-00609




以前、このブログの記事でドレスウォッチについて取り上げた事がありました。

その後読者様から、


「ドレスウォッチってあまり出番無いんですよね」


とのご意見いただきました。

そうですね。。

ビジネスシーンのカジュアル化など、昔からある「時計の着用シーンの常識」なども

変化して来ている今日この頃。

筆者自身も「いつかはちゃんとしたドレスウォッチ欲しいな」って思っても、

着用シーンの無さから、いつまでたってもその「いつか」が来ないのも事実。


「でも念の為に品よく見えるドレスウォッチが一本欲しい」

「本気の価格帯ではなく、気軽に購入出来るレンジで探したい」


みたいな筆者の様な読者様の為に、今回の1本をご紹介させていただきます。

それが「RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル) Maestro(マエストロ)」になります。


レイモンド・ウェイル・・・・聴き慣れない方が多いのでは?と思います。

が、このレイモンド・ウェイル、実は1976年創業の老舗。

時代背景として1976年は、1969年にセイコーが

世界初のクォーツ時計アストロンを発表して、

その余波でいわゆるクォーツショックがスイスの時計業界を襲っていた時期です。 機械式時計はクォーツにシェアを奪われて壊滅的な状況に陥りつつあり、

こうした「先が見えない」状況であえて新しいブランドを立ち上げるのは

かなりの冒険で、逆境の中のスタートしたと言っても過言ではない状況でした。 そうした中、レイモンド・ウェイルは、高い技術、品質、優雅さを

兼ね備えた時計を作るという方針で、クォーツショックにより

同じく大打撃を受けていた優れたサプライヤーと手を組み、伝統的な機械式時計を作り始めます。 利益を優先せず、価格的には本格的なスイス時計の伝統を感じさせる

作り込みを実現しながら、相当にコストパフォーマンスが高く、

それは今となってもまだレイモンド・ウェイルの美点として継続されています。 創業から現在に至るまで、レイモンド・ウェイルはマニファクチュールという方向は目指さず、

スイス国内の信頼できるサプライヤーとの協力関係を重視して、

スイスの時計産業全体で新しい時計を作る、という姿勢で活動し続けています。 ムーブメントは基本的に汎用品である為、スイス製の機械式時計としては

かなり値ごろの価格帯に収まっていて、その価格帯を考えると

ケースやダイアルの仕上がりは相当高いレベルにあります。

スイスの伝統的な時計のディテールをキチンと踏襲して古典的な仕上がりで、

上品で端正な印象のモデルが多い事、且つ徹底した品質管理で、

組み立て後に365項目ものクオリティチェックをパスしないと製品として出荷されないのも特徴です。 そんなレイモンド・ウェイルで筆者が目をつけているのは

「Maestro 2227-STC-00609」

マエストロシリーズも様々なモデルが展開されていますが、 こちらのモデルは複雑なギョーシェのダイヤルにオープンハートの構成で シンプルさと複雑さ、上品さが同居したモデルとなっています。

クラシカルな雰囲気の中にどこかモダンを感じさせるフォルムも素敵ですね。

この作りで実売価格は約20万円。

どうですか?お手頃だと思いませんか?


日常に数少ないドレスシーンの中、カラトラバやパトリモニー、

マスターなどを購入する予算があるなら、他のスポーツモデルの購入費用に回したい。。

でも品のいいドレスモデルは押さえておきたい。。

今回はそんな読者様向けにこの記事を書いて見ました。

参考になったら嬉しいです!

 
 
 

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