今、『ネオ・ヴィンテージ』が面白い
- TAKE

- 2025年12月23日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月24日
series TK × G vol.1

最近、時計の価格高騰や資産価値の話題ばかりが目につくようになりました。
しかし、ふと「時計ってもっと自由に、自分の感性で選ぶものだったはず」と
立ち止まりたくなるときがあります。
そんな今、筆者が改めて面白いと感じているのが「ネオ・ヴィンテージ」というカテゴリーです。
【なぜ今、ネオ・ヴィンテージが再評価されているのか】
1990年代から2000年代中盤に生まれた時計たちが、なぜ今、熱い視線を浴びているのでしょうか。
理由は大きく二つあると筆者は考えています。
一つは、「サイズ感と実用性の黄金バランス」です。
ヴィンテージのような繊細なメンテナンスに神経を尖らせることなく、
現行モデルのような「大きすぎる・厚すぎる」という主張も控えめ。日常使いしやすく、
日本人の手首にも馴染みやすい「道具としての美しさ」が残っています。
もう一つは、「ブランドの挑戦が見える」こと。
この時代のモデルには、まだデジタル化が進みきる前の、メーカーが試行錯誤して
個性を競い合っていた「熱量」が宿っています。
【既に評価を確立した「確かな名作」】
まずは、ネオ・ヴィンテージの旗手として既に注目を集めているモデルです。
カルティエ サントス・ガルベ(XLサイズなど) 100年以上の歴史を持つデザインを、
現代的にリファインした名品。特にこの時代の絶妙な厚みとポリッシュの仕上げは、
今見ても全く古さを感じさせません。
IWC マークXII / XV 「究極の質実剛健」。
特にマークXIIにはジャガー・ルクルト製のムーブメントが搭載されており、
そのバックボーンがマニアの間で高く評価されています。
【これからが面白い「狙い目」の隠れた名品】
次に、今のトレンドに左右されず、これから再評価が進みそうな「次なる一手」です。
ゼニス エル・プリメロ レインボー かつての骨太なゼニスを象徴するモデル。
多色使いのベゼルや文字盤は、今のレトロブームにも馴染みますし、
何よりエル・プリメロという最高峰の心臓部を持つ満足感は格別です。
ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945 アール・デコ調のスクエアケースは、
時代に流されない強さがあります。
現在、評価が落ち着いている今こそ、手にする価値がある一本です。
【結局、時計は「自分」を表す鏡】
かつての筆者も、周囲の評価や王道のブランドにばかり目が向いていました。
しかし、ある時出会った「自分にしか似合わない」と感じた一本をきっかけに、
時計選びの基準が大きく変わりました。
王道が白文字盤なら、あえて自分のスタイルに合うグレーを選ぶ。
そんな「一歩踏み出した選択」が、10年後の自分を支える一生モノを連れてきてくれます。
もし読者様が次の相棒選びに迷われているなら、最新のスペック表を一度閉じてみてください。
少し前のカタログに載っていた、あの頃の「挑戦的な一本」にこそ、
今の自分を表現するヒントが隠されているかもしれません。
「時計は、その人のStyleを表す。自分の直感を信じて大丈夫です」
かつて迷っていた自分に、今なら胸を張ってそう言えます。



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