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ROLEX Oyster Perpetual Date Ref.1501

  • 執筆者の写真: TAKE
    TAKE
  • 6月3日
  • 読了時間: 4分

【インスタフォロワーさんリクエスト記事 vol.1】


今回は、筆者のインスタのフォロワーさんからリクエストしていただいた、

ロレックスの「Ref.1501」について記事にしたいと思います。


今、50代くらいの時計好きの方は、自分の生まれた年に作られた「バースイヤーウォッチ」を探す際、

このRef.1501や近しい世代のモデルが真っ先に候補に挙がることが多いですよね。


同じ時間を生きてきた時計を腕に巻く——。


そう考えると、単なる工業製品以上の不思議な縁を感じるし、単なる道具以上の愛着が湧いてくるものです。

Ref.1501には、まさにそんな「自分だけの特別な一本」として、

一生かけて付き合いたくなる深みがある気がしてなりません。


今のモデルのような圧倒的な主張はありません。

けれど、腕に乗せたときにスッと馴染む34mmの絶妙なサイズ感や、実用時計らしい潔い佇まい。

このモデルを眺めていると、「流行り廃りとは無縁の良さって、こういうことだよな」と

改めて気づかされます。時を重ねるごとに深みが増していく。

そんな1501の魅力を、少し掘り下げてみましょう。


ベゼル:エンジンターンドという「境界線」

やっぱり1501といえば、あのエンジンターンドベゼルを外しては語れません。

スムースベゼルの「静」と、フルーテッドベゼルの「動」のちょうど中間に位置する、無骨なカッティング。

一見すると、工具のような硬派な印象ですが、光を浴びた瞬間に幾何学的な面がキラリと反射する様子は、

まさに職人技です。

今のロレックスにはない、あの「道具として完成しつつも、どこか工芸的」な佇まい。

あえて主張を控えめにしながらも、確実にそこに「ロレックスの意匠」が息づいている。

このバランスこそが、今の時計にはない絶妙なニュアンスであり、

時計好き達がこのモデルに惹かれる最大の理由ではないでしょうか。


サイズ:34mmという「オイスターの原点」

今の時計界はビッグサイズが全盛ですが、実際に腕に巻くと34mmの収まりの良さは別格です。

これは単に小さいわけではなく、オイスターケースとしての黄金比のようなもの。

ラグからケースサイドにかけての流れるようなラインは、

この34mmのサイズ感でこそ最も美しく見えると個人的には確信しています。

シャツの袖口にスッと収まり、ふとした瞬間に目に入るあの控えめな存在感。

主張しすぎないのに、「いい時計を着けている」という満足感は、このサイズ感ならではの贅沢です。


ベルト:巻きブレスの「軽さ」と「遊び」

当時の「巻きブレス(板を巻いた構造)」の、あのスカスカとした軽快な着け心地は、

現代の重厚なブレスとは全く異なる次元の感覚ですよね。

腕に吸い付くようなあのフィット感は、一度味わうと病みつきになります。

それに加えて、1501はストラップ選びも楽しい。当時の雰囲気を活かして巻きブレスでいくか、

あるいはあえてラバーやレザーストラップを組み合わせて、その時の気分で表情を変えるか。

ブレスひとつで時計の表情がガラリと変わる「着せ替え耐性」の高さは、

実はかなりマニアックな楽しみ方かもしれません。


ムーブメント:Cal.1570という「相棒」

中身のCal.1570については、もはや説明不要の傑作と言っていいでしょう。

ロレックス黄金期を支えたこのムーブメントには、現行機にはない独特の味わいがあります。

特筆すべきは、やはりその仕様でしょう。振動数は19,800振動(毎時)。

昨今のハイビートなムーブメントに慣れた耳には、

あの「チチチチ……」とどこか落ち着いたテンポで刻まれるリズムが、逆に心地よく響きます。

このゆったりとした鼓動こそが、この時代のロレックスの「機械を操っている」という

実感をダイレクトに伝えてくれるんです。

そして、実用性を語る上で欠かせないのが「ハック機能(秒針停止機能)」の搭載です。

実は、初期の1570にはこの機能がない個体も存在しますが、のちに標準装備されたことで、

実用時計としての完成度は盤石なものとなりました。

精度と使い勝手を追求した当時のエンジニアたちの矜持が、

あの小さなパーツの一つひとつに宿っているのを感じます。

今のハイテクな時計と違って、デリケートな部分があるのは事実です。

けれど、定期的なメンテナンスさえしっかり通してやれば、孫の代まで運べる……。

経年変化さえも味方につける質実剛健な設計には、ただただ敬服するばかりです。

単なる時間の計測器ではなく、自分と共に年を重ねてくれる「生きた機械」としての相棒。

それこそが、Cal.1570の本質なんだと思います。


流行の新作も魅力的ですが、結局のところ、自分の生活やスタイルにスッと溶け込んでくれるのは、

こういうRef.1501のような存在かもしれません。

特別な日だけでなく、なんてことない日常にこそ寄り添ってくれる。

そんな安心感と、あのエンジンターンドベゼルを見るたびにニヤリとできる自分だけの楽しみ。

これがあるだけで、毎日の腕時計選びが少しだけ楽しくなります。

もし皆さんが、自分と近い時代を歩んできた相棒を探しているなら、

ぜひ一度1501を腕に乗せてみてください。

きっと、数字やスペックだけでは説明できない「しっくりくる感覚」が分かるはずですから。

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