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腕時計の「正規品」と「並行輸入品」の違いについて

執筆者の写真: TAKETAKE

「並行輸入品」は偽物?




友人から質問されたこの違い、

時計に詳しくない方ですと、よくわからないですよね。

実際友人は「並行輸入品」は偽物?と思っていたみたいですww

実際全く同じモデルに見えても、

「正規品」と「並行輸入品」では価格に大きな差があるケースもあります。

同じ時計であるにも関わらず、両者の違いはいったいどこにあるのでしょうか。



①正規代理店を通じて販売される「正規品」


正規品と呼ばれるブランド時計は、海外の工場で時計が製造されたあと、

日本の正規代理店が販売する商品のことを言います。

輸入や販売に関わる手続きはすべて正規代理店が行っており、

日本向けの説明書や保証書を発行するケースも珍しくありません。

正規代理店以外の第三者が関わることがないため、

ブランド品としての信頼性も高いと考えられています。



②海外で業者が買い付けて輸入した「並行輸入品」


並行輸入品とは、海外の工場で製造されたあと、

正規代理店以外の業者が海外で直接買い付けを行った商品の事を言います。

そのため、日本向けの説明書や保証書がついておらず、

海外向けの国際保証書などが付属しています。

決して偽物などではなく、国内と海外の定価の価格差を利用した販売方法になります。

そのため、正規代理店と比較すると

非常にお手頃に購入できる輸入時計も少なくありません。

国内定価と比較すると、平均して20%程度、

価格差が大きいものだと30〜40%違いがあるなんてケースもあります。

高級時計の場合、その差額は数十万になります。

並行輸入時計であっても、言い換えれば「どこかの国の正規品」。

もとは同一の工場で製造された時計であり、

信頼できる業者から購入すれば、まぎれもなく本物の高級時計を手に入れられます。

またショップ巡りをしていると、国内未発売の限定モデルなどの

腕時計や商品を手に入れることができる事があります。

海外から輸入されているためレアな商品が手に入るのは

並行輸入品ならではのメリットだと思います。



信頼できるショップから購入すれば、

並行輸入時計を購入するデメリットはほとんど存在しません。

高級ブランド時計の多くは、海外向けの説明書や保証書しかなくても、

保証やメンテナンスに応じてくれるケースがほとんどだからです。

ただ、ブランドによっては並行輸入品のアフターサービスを冷遇する、

「並行差別」というものも存在します。

こちらについては、また別の機会に記事にしようと思います。

 
 
 

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