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新品仕上げのメリットデメリット

執筆者の写真: TAKETAKE

更新日:2022年4月7日

外装研磨、ポリッシュについて




時計を購入する際などによく目にする「新品仕上げ」について、

最近知人に相談されたので、ここでも記事にしたいと思います。


【デメリット】

まず、新品仕上げ=外装研磨って時計の表面を削るって事です。

大袈裟に言うと、時計自体が小さくなる、エッジの部分が丸みを帯びてきたりもします。

これは、メーカーに出しても外部の技術者さんにお任せしても同じ事です。

運が悪いと時計の一部分がいびつに仕上げる事もあるかもしれません。

その時計の価値自体が落ちる要素にもなります。

実際、現在の中古時計市場では一度も外装研磨を行なっていない、

いわゆる「ノンポリッシュ」の個体に特別な価値がつく場合もあります。


【メリット】

上記で記載した内容は事実です。

では、外装研磨って行わない方がいいのでしょうか?

絶対しない方がいいのでしょうか?

時計を愛用すればするほど、愛用傷は当たり前のように付きます。

小傷の外装研磨は一般的には10ミクロン、およそ0.01mmの世界です。

乱暴な言い方ですが、たった0.01mm時計が削られたところで、

「うわー、時計小さくなったなー」って思う人はいないと思います。

その0.01mm、外装研磨で削る事で、傷だらけだった時計も

ビックリするほど綺麗に仕上がります。

当然時計が削られる事に変わりはありませんが、

それ以上に研磨が終わって愛機が手元に戻ってきた時は

清々しい気持ちになりますよね。



特に鏡面仕上げの部分は購入時の輝きを取り戻してくれます。

しかし、研磨しても取りきれない傷もあります。いわゆる打痕ですね。

深い傷も消そうと思えば消せますが、先ほどの10ミクロンではなく

100ミクロン、1000ミクロンの話になってしまいますよね。

1000ミクロン=1mmになりますので、

もうこうなると、時計自体のケース径が変わってしまうので、

そこまでは流石に追いかけて傷を消さない方がいいですよね。

更にビンテージの時計やこれから価値がつく事が見込まれる時計は

「ノンポリッシュ」である事に特別な価値がつく可能性が高いので、

5桁品番のROLEXなどは傷があっても

そのまま使う方が価値を落とさずいいのかもしれません。


ただ、筆者はどうかと言うと、、

筆者が中古で時計を買った場合、オーバーホールと外装研磨は必ず行いますww

友人から譲って頂いたなど、前オーナーがわかっている場合は別ですが、

そうでない場合、やっぱり前オーナーの「使用感」って嫌ですよね。

例えて言うなら、前オーナーがわからないバッグのハンドルに大きなシミがついていて

それを毎日握りしめて歩く感覚でしょうか。

筆者は新たな相棒の中身も外見も一度リフレッシュしてあげて、

スッキリした状態で迎え入れてあげたい気持ちになります。

しかし、削ってしまうと当然元に戻すことは出来ない外装研磨。。

悩ましいですね。



皆さんはどうでしょう?

外装研磨、賛成派?反対派?

 
 
 

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